女性たちは、フェミニズムかモダニズムの影響が、家事をしているよりも、厳しくても外で仕事をしているほうが良いようだ。確かにある程度の教育を得ながら、それを生かせないのは残念なことには違いないが。ちなみに、建築のデイプロムを得るには最低6年の修学が必要である。

 

アパートは、パリの有名なサン・ドニ通りからサン・ドニ門を過ぎて遠くない。この門とすぐ横のサン・マルタン門等は、1370年代のパリの境界であった。ルドゥーのナシオン・スターニングラード、モンソー公園、ダンフェル・ロッシュフォールにある建物は、1784年代のパリの境界である。このように、街の中に時代の痕跡があって、パリの発展の経過が分かる。サン・ドニ門の2本レ・アール寄りには工スカルというパーがあるが、扉一つが通りに面していて、ふと新宿コールデン街のバーを思い浮かべる。娼婦たちが一仕事終えたあと、一杯ひっかけに来る。工スカルとは“寄酒”という意味、うまく付けたものだ。門を過ぎるとフォーブル・サン・ドニ通りになるが、このフォーフルというのは廓外という意味で、歴史が見てとれる。ここからは、八百屋、肉屋、魚屋等商店が多く、物は安い。先日、東京に行った際、和牛肉を買ったらこの辺の5倍近くした。スーパーマーケットも多いが、マーケットでは日用品等が主で配達してもらう。500フランほど買えば無料でしてくれるが、量が多いので3回ほど、6階まで上り下りしなければならなく、見かねてチップを渡す。パン、肉、野菜、果物、チーズ等は、一軒一軒店を回って必要な量だけ買い物をする。

 

 

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